核ミサイルが着弾すると、様々な深刻な影響が出ます。爆風、熱風、放射性物質、生物兵器、化学兵器により街全体だけでなく、生命をも脅かすことになります。これらの核ミサイルがもたらす影響から自分や家族を守る手段として有効なのが「核シェルター」です。

核シェルターは、核ミサイルの攻撃を受けるとどのような影響が出るかを想定し作られます。今回の記事では様々な核兵器の影響から身を守る核シェルターの仕組みについてご紹介します。

 

1.地下に建設されるタイプの核シェルター

1.1堅牢なドアで核シェルター内にいる人を守る

地下室として設置する核シェルターはあらゆる核ミサイルの攻撃に対応します。重くて頑丈なコンクリート性のドアは、爆風や熱風などの衝撃から核シェルター内に避難した方を守ります。スイスなどではドアをジャッキで締め上げ気密性を高めるものもあります。

また出入口のドアは瓦礫で埋もれる可能性があるため、複数の出入口が設置されジャッキで出入口ドアに埋もれた瓦礫を除去することもできます。

1.2放射性物質や化学物質を除去する空気清浄機タイプ

地下室に設置される空気清浄機は、後ほどご紹介する自宅の一室を利用するエアコンタイプとは異なり、核シェルターの壁からパイプが剥き出しの状態で設置されます。

放射性物質、化学兵器、生物兵器などの有害物質を除去し内部には安全な空気だけを取り込むようになっています。停電で動かなくなる可能性をあるので手動で使うこともできます。

1.3 長期間の避難生活を想定した住環境としての核シェルター

核ミサイルの攻撃を受けたあと、放射性物質が人体に影響を及ぼさないようになるには2週間を要します。そのため様々な設備が用意されています。

①トイレ

トイレは避難生活が長期間すればするほど切実な問題になります。トイレの構造は核シェルターの規模により異なります。カーテンのみで遮るものもあれば、大型の核シェルターでは個室や洗面道具を収納できる棚を備え付けているものもあります。

スイスのようにオフィスビルが丸ごと核シェルターの機能を有するものであれば個室がいくつも用意されています。

食料以外にも飲み水、医薬品、様々な生活用品も必要になります。一旦核シェルター内に避難すると、放射性物質の影響がなくなるまで外出はできません。放射性物質の影響が軽減する2週間分は最低確保したいところです。

そのため、普段から賞味期限などをまめにチェックしながら備蓄しておくことが重要となります。

2.自宅の一室を使う「家庭用核シェルター」

「家庭用核シェルター」は地下室に設置する核シェルターとは異なり、自宅の一室を使うのが特徴です。

エアコンタイプの空気清浄機を取り付けるだけなので、自宅近くに核ミサイルが着弾した場合、熱風や爆風は防ぐことはできませんが、有害物質を99%除去することができます。6~8畳タイプであれば設置は1時間程度で終わります。

浄化した外気を取り込むと同時に、内部の気圧を高くし、有害物質が入りにくい環境を作ることができます。

 

〈核シェルターは有事の際、大切な家族の命を守ることができる〉

東アジア情勢、特に北朝鮮の動向は我が国にとって脅威となっています。日本への核ミサイル攻撃は現実的ものとして捉えられるようになりました。核シェルターは、核ミサイル攻撃から受ける様々な影響を想定した作りとなっています。

核シェルターは大切な家族を守る有効な手段です。昔から「備えあれば憂いなし」と言いますが、核ミサイルの攻撃に対し何も備えていなければ生存率は低くなります。家庭用核シェルターであれば280万円位で購入できます。

今回の記事を読んで核シェルターの仕組みについて理解して頂けたらと思います。