日本では核ミサイルが接近すると、「Jアラート」による警報が流れます。核ミサイルから避難する方法はいくつかありますが、最善なのは「核シェルターへの避難」と言われています。

核ミサイルが着弾後、放射性物質を始め様々な有害物質が飛散します。また地上では家屋の倒壊や火災など危険な状況下に置かれていることも考えられます。治安の悪化や交戦状態になっている可能性も排除できません。

そのため、核シェルター内での避難は最低でも放射性物質の人体への影響が弱まる2週間以上生き残るための備えが必要と言われています。

今回の記事では、核シェルターに備えておきたい食料品の種類や量についてご紹介します。

 

1.確保したい水分の量と注意点

1.1 備蓄する飲み水の量の目安などについて

避難生活を送る上でまず必要なものは飲み水の確保でしょう。必要な水分量は人により異なりますが、成人で1日あたり概ね2~3Lは必要と言われています。仮に成人4人で2週間避難生活を送るとすれば、4×(2~3)×14=112~168Lは必要でしょう。2Lのペットボトルでは56~84本換算になります。

一般の量販店で販売している水は賞味期限が短めです。一方長期保存水の値段は割高ですが、賞味期限は製造から5年近くあるものが多く、長い目で見ると管理はしやすいでしょう。

1.2 硬水と軟水の違いを知る

また水を購入する際に気をつける必要があるのが、「硬水と軟水の違い」です。端的に言うと、水の中にカルシウムとマグネシウムが多く含まれているのが硬水です。日本で生産されている水の多くが軟水です。人によっては、普段飲み慣れていない水で胃腸の調子を崩す方もいます。そのため、事前に少量の水を購入し試飲することをオススメします。

乳児と共に避難生活を送る場合は、粉ミルクや調乳用の水を確保する必要があります。戦時中、日本では空襲などの過度のストレスで母乳が出なくなる母親が相次ぎました。そのため、普段母乳のみで子育てしている方でも念のため確保しておいた方がいいでしょう。

「水ばかり飲んでいたら飽きてくるのでは?」と感じる方もいるでしょう。しかし、お茶や炭酸飲料は一般的に水よりも賞味期限が短くなります。そのためあくまでも水を中心に確保するのが望ましいでしょう。

 

2.確保したい食料品と注意点

2.1 喉を詰まらせやすいなど事故を起こしやすいものは避ける

備蓄する食料品を選ぶ際に、喉を詰まらせるなど事故の起きやすいものはなるべく避けた方がいいでしょう。核シェルターに避難した場合、外部との接触は一定期間できないため十分な治療や応急手当は望めません。そのため、食料品での事故を避ける工夫が必要です。

またアレルギー体質の方は、症状の出やすい食料品は備蓄には向きません。中には重篤な状態になる方もいるため注意が必要です。

キャンプ用品店のレトルト食品は成人向け、薬局の介護用品コーナーではお年寄り向け、ベビー用品コーナーでは乳幼児向けに食料品を販売しています。これらの商品は食材を細かく分け、アレルギーを起こしやすい原材料を明記しているものが一般的です。安全を最優先したい方にオススメです。

2.2 調理不要や水をあまり使わなくても済むものを選ぶ

核シェルターでの避難生活において、「水は貴重品」です。そのため飲み水や体の清潔を保つ以外では極力消費を抑える必要があります。例えば日本人にとってお米は主食ですが、多くの水やガスなどを消費します。しかし、核シェルター内では使用が制限されます。避難生活中に、お米を食べたい方のために開発されたのが「災害非常米」です。

以前は、白米しかありませんでしたが、最近では炊き込みご飯風のものまで開発されています。キャンプ用品店やネット通販でも気軽に入手できます。コメよりもパンが主食の方には缶詰に入ったパンも多く販売されています。また水の消費を極力抑えるため、味の濃い食品はなるべく避けた方がいいでしょう。

備蓄する食料品は成人4人で2週間の避難生活を送るとすれば、4人×3食×14日間で概ね160食以上必要になります。

<普段から備蓄できる食料品にどのようなものがあるか調べておく>

核シェルターに備蓄する食料品や飲み水などの量は、人数が増えれば増える程多くなります。また避難する方の年齢などによって備蓄するものは多岐に渡ります。多くの食料品などを管理するには賞味期限ができるだけ長いもの方が手間が省けていいでしょう。

日本は地震などの災害が頻発します。そのため防災グッズが多く開発されています。いつ核ミサイルにより自分自身の住む街が被害を受けるか分かりません。そのため、普段からインターネットや買い物の際にどのような防災用品が販売されているか情報収集することが重要となります。

今回の記事を読んで、核シェルターにどのような食料品をどの程度備蓄すればよいか参考にしていただけたらと思います。